【寄付月間2020特別レポートvol.18|助け合うことによって、幸福を感じられる社会へ#寄付月間】

<profile>
藤井 啓人(ふじい・ひろと)

筑波大卒後、1992年に㈱リクルート入社。12年間、組織・人事コンサルティング事業に従事し、約2000社の企業変革に携わる。社内表彰制度で全国MVP・部門MVPの受賞計8回。2004年に独立。事業再生コンサルティングのマネジメントリコンストラクション社を設立。2010年5月にカングロ㈱代表に就任し、独自のサステナビリティ・イノベーティブ・ファシリテイティング事業を開始。米ザッポス社、パタゴニア社他、国内のユニークな企業組織を調査・研究し、約2000社3500名の経営者、ビジネスリーダーに講演、セミナー、ワークショップ、現地視察ツアー等でその真髄を伝えている。2013年ナイジェリアに合弁会社を設立。水、エネルギー、食糧、環境問題を日本の技術で解決する事業を行う。イノベーションサロンZ、システムD研究会、ザッポス研究会、セブメディの会、サステナ塾、SDGs超実践者委員会を創設し、持続可能な社会の実現のために人間本来の役割を思い出すためのあらゆる「体験」の場と機会を提供している。

※以下、「木村」はインタビュアーです。

actcoinを始めたきっかけはなんですか?

 代表の佐藤さんの志に共感したためです。佐藤さんとは大体4年前に、経営者の会で知り合いました。そのときはまだactcoinというサービスは始まっていなかったのですが、彼の利他主義な姿勢や社会貢献活動への意欲を知り、素敵な想いを持った方だなと感じていました。その後も付き合いをする中で、actcoinというサービスを構想していると伺う機会がありました。社会貢献活動の履歴を可視化できる、またそれが可視化されるというのが画期的だなと思い、登録をしました。

木村)藤井さんはユーザーとしてだけではなく、プロジェクトオーナーとしてもご利用くださっていますよね。実際のご感想をお聞きしてもいいですか?

 私が企画・開催するイベントも社会貢献やSDGsと関連しているものなので、actcoin経由で参加してくださる方がいます。その方たちとの繋がりは長く続いていてやりがいにも繋がりますし、改めて社会貢献意識の高い人が増えてきていると実感しますね。

寄付先を選ぶときの決め手はありますか?

 活動に魂を込めてやっているかどうか、がひとつの判断軸になっています。寄付先の分野は特に決めていませんが、知り合いが頑張っている団体や、また災害時や紛争下の国・地域を対象としている団体によく寄付をします。炊き出しなどに参加できたらよいのですが、仕事がありなかなか時間を確保することができないので、寄付という形で応援したいなと思います。

 寄付をするようになったルーツとしては、小さい頃の街頭募金です。赤い羽根・緑の羽根募金などを駅で見かけると、素通りすることができませんでした。道端のゴミ拾いなどもそうですが、目の前に起きていることは無視できない性分なんです。

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思い出の寄付はありますか?

 これまでに、かものはしプロジェクト、国境なき医師団、日本ホスピタルクラウン協会、世界の子どもにワクチンを 日本委員会などに過去寄付をした経験がある、あるいは、現在も継続して支援しています。かものはしの村田さんの志に強い共感を抱いています。

木村)様々な分野に渡って、たくさんの団体さんを支援されているのですね!寄付経験の中で、印象に残っているエピソードはありますか?

 「世界の子どもにワクチンを 日本委員会」への寄付は私にとって印象深いです。会社を作った時に「自分の事業と社会貢献性を両立したい」という想いが芽生えました。そこで、名刺の交換1枚につき、子ども達にワクチンを1つ届けるという考えが思いついたんです。最終的に、その数は1000本ほどになりました。増えれば増えるほど、モチベーションになるというのもあり、継続できたことを覚えています。

寄付を通してどんな社会になって欲しいですか?

 自分よりも立場の弱い人に寄り添うことのできる社会になって欲しいです。寄り添い、協力し合い、助け合うことによって幸福を感じられる社会へになるといいですね。

最後に、寄付に対する苦手意識のありそうな方にメッセージをお願いします!

 社会には、人知れず、見えないところで下支えをしてくださっているソーシャルワーカーや、NPOなどの非営利団体の存在があり、その事実はほとんど知られることなく、陰徳に行われています。まずは、そういった社会の現実の上に、自分自身が生かされているということを知ることから始めると良いでしょう。無知は、極恥だともいえます。

木村)寄付が身近でないユース世代に向けても、一言メッセージをいただけますでしょうか?

 まずは、身近な活動をしてみるのはどうでしょうか?例えば、レジ横の募金箱や街頭募金などがありますね。私も初めての寄付は、街頭募金の赤い羽根募金でした。そして、寄付はお金だけではないと思うんです。空き缶のプルタブを集めることで、病院に車椅子が寄付されたり、献血だって寄付の1つですよね!無理なくできることから始めてみることが大事だと思います。

<藤井さんのご活動の一つ>

HOOPS!:社会変革を起こすための新しい概念。これからの生き方の提唱するソーシャル・イノベーション・プロジェクトであり、モノ・カネ不安からの脱却、自立化、独立起業を目指す、“地球復興活動”です。

参考)HOOPS!|カングロ株式会社 (kanglo.co.jp)



~寄付月間とは~

寄付月間(Giving December)は、NPO・大学・企業・行政などで寄付に係る主な関係者が幅広く集い、寄付が人々の幸せを生み出す社会をつくるために、12月1日から31日の間、協働で行う全国的なキャンペーンです。


ひとりひとりが寄付について考えたり、実際に寄付してみたり、寄付月間についてソーシャルメディアで広げたりすることや、寄付を受ける側が寄付者に感謝して、きちんと寄付の使い道を報告することが進むきっかけとなるこの期間を、actcoinは毎年応援しています。


弊社では、①寄付に関する意識調査②寄付についての知識を得られるイベント③actcoinユーザーで寄付をしたことのある方にインタビューをし、記事を執筆 の3つを行います!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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>actcoin for youth

actcoin for youth

若者のソーシャルプラットフォーム「actcoin for youth」

一人ひとりの社会貢献活動を可視化するプラットフォーム actcoinの学生組織。

ユース世代(U25)がもっと社会へ関心を抱き、若者から社会を変えていくために、
わたしたち actcoin for youth は日々活動しています。

一緒に組織を大きくしていく仲間を募集しているので、
ご興味ある方はお気軽にご連絡ください。

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