【寄付月間2020特別レポートvol.27|「誰かのためになりたい」という気持ちを寄付に託して。#寄付月間】

 皆さんこんにちは!寄付経験インタビュー記事も残すところあとわずかとなりました。本日お話を伺ったのは、幼少期に見た社会の不条理から、国際協力やヘルスケアなど、多岐にわたる活動をしている青木麻美さんです。

青木 麻美(あおき・あさみ)
岡山県出身、石川県在住。大学4年生。幼少期を中国と日本で過ごし、世の中の不条理さに衝撃を受ける。高校時代にNPO団体の斡旋する海外ボランティアプログラムに参加し、大学進学後も団体の広報活動やプログラムリーダーを経験。最近はヘルスケア問題解決プログラム運営に関わる。生まれてきてよかったと思える人を増やす方法をゆるく模索中。

actcoinを始めたきっかけはなんですか?

 コロナウイルスでの自粛期間中に、リディラバのオンライン勉強会”リディズバ”に参加した時にactcoinを知り、ダウンロードをしました。UIデザインが可愛い!とまず思いましたし、また自分がしたアクションを可視化できるのが良いなと思いました。

寄付先を選ぶときの決め手はありますか?

 自分との繋がりがある団体や、活動に共感できるかが決め手です。これまでの寄付経験としては、高校生からお世話になっている認定NPO法人CFFへのマンスリーサポートと、友達が挑戦していたクラウドファンディングなどがあります。CFFへの寄付は、2018年頃始めました。サポーターになろうと思った理由としては、毎月500円という無理のない範囲でお世話になっている団体や現地で交流した子どもたちを支援できる点に魅力を感じたためです。クラウドファンディングに関しては、友人が近くで頑張っている姿を見ていたというのと、団体の想いがとても素敵なものだと思ったため、お金という形で応援させていただきました。

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思い出の(印象に残っている)寄付はありますか?

 中国に住んでいた幼少期、祖母といとことした「喜捨(きしゃ)」が強く印象に残っています。私が幼稚園に通っていた頃は、中国の治安はとても悪く、誘拐事件が多発していて、物乞いをする方・ホームレスの方がたくさんいました。仏教徒の祖母に連れられお寺によく行っていたのですが、そこで喜捨というお金を配ってまわる活動をしていました。

 物乞いをしている方たちは、腕や足の一部がなかったりなど、体の一部に障害を持っている方が多くいました。祖母に理由を尋ねた時に、「あの人たちは誘拐の組織に囚われていて、体の一部に障害を持たせることで人々に同情してもらい、多くのお金をもらえるようにされている」「1日のノルマの金額を達成できないと、ご飯をなしにされるなど、ペナルティがある」と教えられ、幼いながらに非常にショックを受けたことを覚えています。その中には当時の私と同い年ぐらいの小さな子どももいたので、尚更社会の不条理を感じました。

 国際協力や、社会的に弱い立場にいる人のために何かできるようになりたいと思うようになった原体験でもあります。日本に暮らしていると平和だからこそ、この経験を忘れたくないと思います。

寄付を通してどんな社会になって欲しいですか?

 寄付には、今まで繋がることのできなかった人や活動とお金という形で繋がることや応援できる可能性があります。また、寄付を募る側の人にとっては、応援がお金という形で可視化されることによって活動のエネルギーにもなりうると思います。

 そういった可能性を加味した上で、「自分の持っているものを気軽にシェアできる社会」になればいいなと思います。これまでは、自分のための消費活動が主な社会でしたが、寄付やクラウドファンディングを通して、助け合える関係性が広がった社会を望みます。

最後に、寄付に対する苦手意識のありそうな方にメッセージをお願いします!

 私は、寄付は「応援」や「誰かのためになりたい」という想いを伝える一つの手段だと考えています。寄付に対する苦手意識やハードルの高さを感じる一因として、お金の話はタブー・嫌らしい などのように、お金に対する価値観が寄付の苦手意識につながっているのではないでしょうか。「寄付」という行為に対して、偽善のように感じてしまう方もいるかもしれませんが、結果として誰かのためになっているので、私は素敵なアクションだと思います。ときめくもの、心が動かされるものがもしあったら、少額でも是非寄付をしてみてください。


◯インタビュー後記

 青木さん、インタビューへのご協力ありがとうございました!青木さんの原体験である、中国で見た社会の不条理。そこから目を逸らさず、向き合い、それが国際協力やヘルスケアの活動などといった、青木さんの活動軸や人生のビジョンの根幹にもなっていることから、青木さんの強さ・優しさを感じました。

<interviewer・writer>
原田 佳奈
静岡県出身、大学4年。actcoinで学生インターンをしながら、下部組織のactcoin for youthで組織マネジメントを担当。actcoinが見据える、「社会貢献活動が世に浸透する」「社会を思う愛と優しさ・勇気を可視化する」のコンセプトに惹かれ、ジョインを決意。
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>actcoin for youth

actcoin for youth

若者のソーシャルプラットフォーム「actcoin for youth」

一人ひとりの社会貢献活動を可視化するプラットフォーム actcoinの学生組織。

ユース世代(U25)がもっと社会へ関心を抱き、若者から社会を変えていくために、
わたしたち actcoin for youth は日々活動しています。

一緒に組織を大きくしていく仲間を募集しているので、
ご興味ある方はお気軽にご連絡ください。

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