皆さんこんにちは!インターン生のかなりんです。
今日は、日頃からユーザーとして、またプロジェクトオーナーとしてactcoinを利用してくださっている渡辺さんの寄付経験を、皆さんにお届けしていきます。
渡辺 早希(わたなべ・さき) NPO法人WELgeeリソース部門兼サロン事業部統括。1997年生まれ。大学在学中、国際協力の道を志し、国内外で教育支援ボランティアや開発コンサルティング会社でのインターン等を経験。2030年に向けた日本の国際協力NGOのビジョン策定に取り組む「NGO2030」の活動に参画。2019年夏よりNPO法人WELgeeサロン事業部インターンを経て、2020年4月より同団体に新卒入社。 |
actcoinを始めたきっかけはなんですか?
actcoinマネジメント統括である薄井さんがモデレーターのトークイベントでお話する機会を頂いたことがきっかけで、actcoin に出会いました。社会課題に自分がどのように関わっているのかを可視化できる、こんな楽しいプラットフォームがあるのか!と感動し、その場で登録しました(笑)。今では、所属する団体でのイベントを毎回actcoinで公開させて頂いており、公私ともにヘビーユーザーです。
寄付先を選ぶときの決め手はありますか?
「その団体がどのような社会や未来を創ろうとしているのか」への共感と、そこに関わる人の情熱や行動(寄付金の使途や運用する組織の体制等も含め)が伴っているかをみて決めています。あとは、顔を知っている関係性であること。私自身がこれまで応援してきた団体の多くも、実際に活動報告会等に参加して直接話を聞いたことで、さらに応援したくなったりだとか、あの時会った○○さんが頑張っているからとか、やはり身近に感じるところに寄付したくなるな~と思います。
思い出の(印象に残っている)寄付はありますか?
NPO法人アクセプト・インターナショナルのDRR Projectへの寄付が記憶に残っています。”平和”とか”紛争のない世界”をつくりたいというのは、口では簡単に言えるし、自分もそんな未来を思い描いていたけれど、本当にその実現を目指して一歩一歩進んでいく、そのアプローチの仕方と信念に凄みを感じました。当時大学生の自分が、「今月の生活ちょっと厳しくなってもいいから今、寄付したい!」で奮発したので、かなり心動いた寄付だったのだと思います。
寄付を通してどんな社会になって欲しいですか?
国や企業の取り組みだけでは取り残されてしまう社会課題にこそ価値を発揮するソーシャルセクターの活動を、寄付を通して誰もが応援することができ、一方で課題に直接的に取り組み、活動する人たち自身も無理のない形でその活動に全力を注げるような、持続的かつ、そういった一人ひとりのアクションが循環していく社会になったら嬉しいなと思います。
最後に、寄付に対する苦手意識のありそうな方にメッセージをお願いします!
寄付や社会をよくするためのアクションが、”いいことしている人”と一線を引かれてしまう感覚を抱き、社会貢献みたいなことから、あえて距離を置こうとした時もありました。でも、ある時、そうして距離を置くことは、「自分が生きる社会に対して主体的に関わろうとすることを放棄することであり、自分の人生を他人に委ねているようではないか?」と思いました。
自分が生きる社会を少しでも自分や自分の周りの人が生きやすくするために行動することは、社会を主体的に生き、人生を豊かにすることかもしれません。寄付はその意味で、人生を豊かにするためにできるアクションの一つだと思います。
「こんな社会になったらいいな」と「その社会の実現には何が必要だろう」を考えた時に、必要なこと全てを自分がやるには限界があるからこそ、一人ひとりがそれぞれの得意なところで活動し、こっちは寄付という形で応援させてね。という役割分担を社会のみんなとしていく感覚で、ちょっと自分に余裕があるときに、寄付してみよう!から始められたら、無理なく社会を創る一人としての関わりができるのではないでしょうか。
◯編集後記
渡辺さん、寄付に対する想いや、「社会を少しでも自分や自分の周りの人が生きやすくするために行動することは、社会を主体的に生き、人生を豊かにすること」という言葉に胸を打たれました。寄付は人生を豊かにできるアクションの一つ、渡辺さんのおっしゃる通りだと思いました。
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<writer> 原田 佳奈 静岡県出身、大学4年。actcoinで学生インターンをしながら、下部組織のactcoin for youthで組織マネジメントを担当。actcoinが見据える、「社会貢献活動が世に浸透する」「社会を思う愛と優しさ・勇気を可視化する」のコンセプトに惹かれ、ジョインを決意。 |