【寄付月間2020特別レポートvol.11|自分の頃よりも良い社会の中で、次世代の人に生きて欲しい。 #寄付月間】

 皆さんこんにちは!actcoin for youthで11月から活動しているえりりんです。11投稿目の今回は、actcoinをご愛用してくださっている伊藤翔平さんの寄付経験について紹介をさせていただきます。

<プロフィール>
大学時代に参加した学生団体で町内会や小学校と連携し、地域行事の支援や新規イベントの立ち上げを経験。
その活動の影響から、「社会課題の解決に取り組む人たちを支援したい」という気持ちを抱き、准認定ファンドレイザーの資格を取得。
就職後も、地域のイベント・マーケット開催、放課後学習、食育関係など、様々な活動にボランティアとして関わっている。

actcoinを始めたきっかけはなんですか?

  SNSで、立ち上げ当初のクラウドファンディングを見て支援したことがきっかけです。支援した理由は、社会貢献の結果が可視化されることが素晴らしいと思ったからです。それぞれの社会貢献が可視化されることによって、モチベーションが上がり、ゲーム感覚でソーシャルグッドな取り組みを行う人も増えると感じました。

どのような寄付先に、どのような想いで寄付をされますか?

  特に教育に関わるものや、10代・20代の若い世代が奮闘しているものを支援したいと思っています。その根幹にあるのは「次の世代の人たちに、自分の頃より良い社会の中で生きて欲しい」という願いです。自分が悩んだことや苦しんだところで、これからの人たちも同じように立ち止まる必要はないと思っていて、差し伸べられる手は差し伸べたいなと思うんです。なるべく辛い思いをすることなく、もっと前へ前へ成長していって欲しいです。

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思い出の(印象に残っている)寄付はありますか?

 社会人として働き始めた当初、NPOの活動をボランティアとして手伝いたいと思っていたのですが、どこでそれにアクセスできるのか、誰に頼れば良いのか分からず、悩んでいました。その後、私は知人の伝手で行うことができたのですが、他の人も空いている時間で社会貢献をしたいと思っているのではないか、と感じるようになりました。そこで、「NPOとボランティアしたい人をマッチングさせるサイトを作ろう」と思い立ったのですが、仕事で忙しくて結局できませんでした。なので代わりに、すでにそういう活動をしている団体(★)に支援しようと決心し、人生で初めて銀行のATMで3000円を振り込み、寄付をしました。★ボラナビ

 その後、銀行を通じて、「NPOの方からお話したいときていますが、大丈夫でしょうか?」とお電話がありました。そこで、NPOの方とお話しをし、寄付した思いを伝えると、1年ほど会報誌を送って下さりました。当時は今と違って、クラウドファンディング等での相手からのリターンを経験したことが無かったので、「そんなことあるんだな」って感心したのと同時に、とても印象に残っています。

寄付を通してどんな社会になって欲しいですか?

  「頑張っている人がちゃんと報われる社会」になって欲しいと思っています。自分自身が実際に活動していなくても、寄付を通じ、頑張っている人たちを、応援・サポートすることはできると思います。自分は学生時代に、地域やNPOの方々との経験があって実際に活動することの喜びや充実感を知っているので、本当はボランティア等で関わって支援したいのですが、時間や距離の制約を受けてしまう場合もあります。寄付だと、現在は「寄付付き」の商品やレジの横の募金箱など、身近に応援できる方法も増えてきていますよね。そうやって必要な人たちに必要な支援が行き渡ることで社会が少しずつでも改善し、笑顔になる人が増えればと思います。そして、次の世代の人たちが自分のころよりももっと良い社会の中で生きていってほしいです。

最後に、寄付に対する苦手意識のありそうな方にメッセージをお願いします!

  寄付をすることは、買い物をすることとあまり変わりません。買い物も寄付もそのお金を使って、企業や団体の活動を支援し続けることができます。自分が払ったお金が企業にいくかNPOにいくかという違いだけで、買い物だとモノが買えて、寄付だと達成感や団体からのお礼など、目に見えない喜びがあります。買い物で今日食べるお菓子を選ぶのと同じように、気軽な気持ちで寄付をしてみてはどうでしょうか。また、どうやって選んだらいいか、どこに寄付したらいいかわからないという人は、自分の関心があることや街を歩いていて見かけたところを調べてみるのも良いかもしれません。いきなりNPOに寄付できなくても、身近なところ、たとえば森永のダースのように、購入で寄付することができる「寄付付き商品」などを買ってみることもおすすめします。


<インタビュー後記>

 伊藤さん、お忙しい中貴重なお話聞かせていただき本当にありがとうございました。ご自身のこれまでの経験を基に、「自分の時よりももっと○○な社会に」という想いでボランティア活動や寄付をされる伊藤さん。リラックスしてソーシャルアクションを起こされている様子は、ソーシャルアクターの1つの理想の姿だと感じました。「厳しい社会の中で、自分は優しさを分け与えたい」とお話下さった伊藤さん。直接的にも間接的にも、そんな伊藤さんに救われている人は、社会に多くいることだろうと思います(私もその一人です)。


<interviewer> 一森 春乃
<profile> 兵庫県在住。関西学院大学 国際学部 2学年。actcoinforyouthでメディア発信、ソーシャルウィークエンド(若者向けオンラインイベント)開催を担当。10月からactcoin本部での学生インターンを開始。自身の社会的関心に合ったキャリアを形成できる社会を目指し自らも奮闘中。
<writer>田淵 絵理花
<profile> 東京都在住、大学1年。 SDGsを身近に感じ、関わりたいという思いから11月にactcoin for youth の一員となり、活動中。一人でも多くの人がSDGsを「自分ごと」として考えられるようにサポートしていくのが今後の目標。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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若者のソーシャルプラットフォーム「actcoin for youth」

一人ひとりの社会貢献活動を可視化するプラットフォーム actcoinの学生組織。

ユース世代(U25)がもっと社会へ関心を抱き、若者から社会を変えていくために、
わたしたち actcoin for youth は日々活動しています。

一緒に組織を大きくしていく仲間を募集しているので、
ご興味ある方はお気軽にご連絡ください。

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