皆さんこんにちは!インターン生のかなりんです。1日から始まったこの「寄付とわたしと。」 も、今日から2週目に突入しました!
今日は、日頃からユーザー兼プロジェクトオーナーとしてactcoinを利用してくださっている臼田さんの寄付経験を、皆さんにお届けしていきます。
臼田 輝生(うすだ・てるお) 学習院大学法学部政治学科卒業後、IT業界でシステム運用・更改などの仕事に20年ほど従事。東日本大震災で実家が被災したことをきっかけに、NPOでボランティア、プロボノ活動を始める。2015年に准認定ファンドレイザー資格を取得し、その後チャリティイベント企画、サポーター制度導入、クラウドファンディング支援、などを複数の団体で実施。また同時に、社会問題を解決するアクターとしての企業の役割にも注目し、会社とNPOとの連携事業を推進・社会問題啓発のための講演会実施。 |
actcoinを始めたきっかけはなんですか?
寄付をしたりボランティアをしたり、といったいわゆるソーシャルグッドな活動実績を客観的に見える化できる、更に将来的にはコインを寄付やエシカル商品の購入に使えるようになる、という循環が面白いなぁ、と思ったのがそもそものきっかけです。
寄付先を選ぶときの決め手はありますか?
現在7つの団体のマンスリーサポーターをしているのですが、基本的には全てが未来への投資だと思っています。貧困や人身売買、テロの解決など様々な社会問題が解決されて実際に当事者の方々が幸せに生きられることはもちろんなんですが、それによって間接的に社会そのものが生きやすいものになって自分や周りの人たちも周り回ってより幸せで豊かになれるはず、という思いをもって寄付しています。
思い出の(印象に残っている)寄付はありますか?
上の質問にも関連してくるんですが、最初にサポーターになったのが特例認定NPO法人e-Educationです。当時は職員も代表一人しかおらず、学生のインターンが1年間休学して途上国に赴き、現地の教育省とか学校の先生たちとPJTを回していたんですが、何度か話を聞いてくるうちに、彼らがそういう経験を糧にして社会のリーダーとして育っていく未来が自分の中で見えた瞬間があったんです。それで支援を決めました。
寄付を通してどんな社会になって欲しいですか?
日本は特に、他者に対して無関心な人が多いと言われているので、社会参加の方法として寄付がもっと定着することで、社会の様々な問題を自分事として捉える人が増えてほしいです。私も子供の貧困に取り組む団体に寄付するようになって、街を歩く子どもに目が行くようになりましたから。
最後に、寄付に対する苦手意識のありそうな方にメッセージをお願いします!
私は今の若い世代にはそれほど危機感を持ってはいません。彼らは学生時代にNPOでボランティアやインターンをしたり、学校でSDGsを勉強したりしているので、ソーシャルグッドに対する意識が高い人が上の世代と比べて圧倒的に多い印象を受けています。むしろ私のようなミドル層に課題感を持っています。私の周りでも社会課題に関心はありつつも寄付は・・・という人が多いですね。教育費やローンなどいろいろ理由を言ってくるんですが、本質的にはそうではなく、上の質問でも回答したようになかなか自分事として捉えることができないのでは、と想像しています。かくいう私も震災などの色々なきっかけが積み重なって寄付をするに至っているので、結局寄付される側が潜在的寄付者層との接点をどう増やしていくかだと思いますね。苦手意識のある人は、まずは軽い気持ちでNPOのイベントなどに参加してみたらいいんじゃないですか?私に聞いてくれればいくらでも紹介しますよ笑
◯編集後記
臼田さん、寄付経験のお話を聞かせてくださりありがとうございました!私も、周囲の友人の「社会問題への無関心さ」に危機感を感じていたので、「社会の様々な問題を自分ごととして捉える人がもっと増えて欲しい」というご意見にとても共感しました。
~寄付月間とは~
寄付月間(Giving December)は、NPO・大学・企業・行政などで寄付に係る主な関係者が幅広く集い、寄付が人々の幸せを生み出す社会をつくるために、12月1日から31日の間、協働で行う全国的なキャンペーンです。
ひとりひとりが寄付について考えたり、実際に寄付してみたり、寄付月間についてソーシャルメディアで広げたりすることや、寄付を受ける側が寄付者に感謝して、きちんと寄付の使い道を報告することが進むきっかけとなるこの期間を、actcoinは毎年応援しています。
弊社では、①寄付に関する意識調査②寄付についての知識を得られるイベント③actcoinユーザーで寄付をしたことのある方にインタビューをし、記事を執筆 の3つを行います!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。