【寄付月間2020特別レポートvol.7|寄付を広義に捉えて、応援する気持ち=寄付くらいの感覚を。 #寄付月間】

皆さんこんにちは!インターン生のしおりんです。1日から始まったこの「寄付とわたしと。」 も、今日で7日目になりました!

寄付月間第1週目の最後は、日頃からユーザーとして、またプロジェクトオーナーとしてactcoinを利用してくださっている矢野良晃さんの寄付経験を、皆さんにお届けしていこうと思います。

―矢野 良晃(やの よしあき)さん
特定非営利活動法人ふぉーらいふ副理事長。同法人のフリースクールForLifeで代表を務め、不登校や発達障害の子どもたちへ、遊びと学びを通じた学習機会の提供を行う。現場経験を生かしながら、神戸大学非常勤講師、神戸市区民まち会議委員、神戸市垂水区社会福祉協議会協働コーディネーターなどにも務めている。特別支援教育士、一般社団法人イマココラボ 「2030 SDGs」認定ファシリテーター。

※以下、「木村」はインタビュアーです。

Q.1 actcoinを始めたきっかけはなんですか?

矢野さん)勤務先のセミナーで、佐藤さん(ソーシャルアクションカンパニー株式会社)をお招きし、actcoinの取り組み内容をお話しいただく機会がありました。兼ねてからブロックチェーン技術に関心があり、actcoinというwebツールとそれらを社会課題に掛け合わせた先駆的な取り組みに興味を持ち、始めてみました。

Q.2 寄付先を選ぶときの決め手はありますか?

矢野さん)一番の決め手は、自分と繋がりがある人が取り組むプロジェクトであることかなと思います。加えて最近では、自らが関わっている・もしくは関係がある社会課題解決の取り組みについても寄付先として候補に上がることが増えてきています。

木村)なるほど。素敵な考え方です!例えば、どのような団体に寄付をされることが多いですか?

矢野さん) ありがとうございます(笑)これまでに、子ども食堂や大学生が行っている活動(学外との協働、地域のお祭りをする、被災地に出向くなど)、障がいをお持ちの方の防災ハンドブック作成などに寄付をしてきました。

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Q.3 思い出の(印象に残っている)寄付はありますか?

矢野さん)数年前に、神戸市垂水区社会福祉協議会と地域の高齢者の居場所支援のために、初めてクラウドファンディングの企画に関わる機会がありました。スタートアップをかねて私も寄付をしたのですがなかなか寄付額が伸びず、プロジェクトの成立が望めないかもしれないと思い、諦めかけそうになりました。

 ですが蓋をあけてみると、最終日に多くの方々からたくさんのご寄付が集まり、クラウドファンディングの目標額を達成することができたんです。様々な方々の支えあってのことですが、改めてこの世の中は捨てたものではないということを実感したような気がしました。

木村)心温まる、素敵なエピソードですね。

Q.4 寄付を通してどんな社会になって欲しいですか?

矢野さん) 困った時に助けて欲しいと声を上げられ、それが自然と受け入れられる地域社会の醸成を目指したいと思います。また赤い羽根共同募金のように、数円単位から寄付することが小学校などで実施されていると思いますが、それらが一時的な機会提供でおわることなく、社会人になっても寄付するという行為が日常的なこととなるような社会になれば良いなと思います。

最後にメッセージをお願いします!

矢野さん)寄付のお願いについて見聞きする時、まず金銭による寄付をイメージされる方は多いと思います。しかしながらお金の寄付する行為は、だれにとってもハードルが高く感じることは事実だと思います。一方で、応援して欲しい側の立場からすると、金銭だけでなく取り組みの情報をシェアしたり、ボランティアで関わってもらったり、おもいもよらない物品を寄付してもらったりすることが、大きな力になることもあります。ぜひみなさんも寄付を広義に捉えて、応援する気持ち=寄付くらいの感覚で、社会課題解決の取り組みや団体を見て、関わりたいという思いを気軽にもってもらえたらと思います。

木村)「寄付」には様々な形があると気づくことができました。私も、まずはすぐにできる、団体の取り組みのシェアやボランティアという形で支援をしようと思います。最後にもう1つお願いが…。この記事を読んでくれているユース世代に向けて一言お願いします!

矢野さん)「お金」という形ににこだわらなくていいと思います。「自分が知ろう」「みんなに知ってもらおう」とする時間が大切なのです。構えず、自分が提供できるものはなにかを考えてアクションすることを心がけてみてください。



<interviewer・ writer >木村 汐里
<profile>大阪出身&在住、関西学院大学 総合政策学部 2年。昨年11月にactcoin掲載のイベントに参加したことがきっかけで、actcoinforyouth関西初期メンバーとして活動している。 10月からactcoin本部での学生インターンを開始。「グラレコ」こと、グラフィックレコーディングに夢中。
<supporter> 一森 春乃
<profile> 兵庫県在住。関西学院大学 国際学部 2学年。actcoinforyouthでメディア発信、ソーシャルウィークエンド(若者向けオンラインイベント)開催を担当。10月からactcoin本部での学生インターンを開始。自身の社会的関心に合ったキャリアを形成できる社会を目指し自らも奮闘中。

~寄付月間とは~

寄付月間(Giving December)は、NPO・大学・企業・行政などで寄付に係る主な関係者が幅広く集い、寄付が人々の幸せを生み出す社会をつくるために、12月1日から31日の間、協働で行う全国的なキャンペーンです。


ひとりひとりが寄付について考えたり、実際に寄付してみたり、寄付月間についてソーシャルメディアで広げたりすることや、寄付を受ける側が寄付者に感謝して、きちんと寄付の使い道を報告することが進むきっかけとなるこの期間を、actcoinは毎年応援しています。


弊社では、①寄付に関する意識調査②寄付についての知識を得られるイベント③actcoinユーザーで寄付をしたことのある方にインタビューをし、記事を執筆 の3つを行います!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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>actcoin for youth

actcoin for youth

若者のソーシャルプラットフォーム「actcoin for youth」

一人ひとりの社会貢献活動を可視化するプラットフォーム actcoinの学生組織。

ユース世代(U25)がもっと社会へ関心を抱き、若者から社会を変えていくために、
わたしたち actcoin for youth は日々活動しています。

一緒に組織を大きくしていく仲間を募集しているので、
ご興味ある方はお気軽にご連絡ください。

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