【イベントレポート】今日からはじめる!フードロス削減アクション

 皆さんこんにちは。actcoinインターンのはるのんです。11月を目前に、本格的に寒くなってきましたね。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

はじめに

 さて、本日は、学生団体TIPSさんによる、フードロスに関するイベント『今日からはじめる!フードロス削減アクション』に参加してきました。

 TIPSさんは、東洋大学を拠点に活動する学生団体です。SDGsダイバーシティを同世代に広めることを目的とし、 企業やメディア、他の学生団体と連携したイベントや活動 を活発に行っておられます。それらを通し、大学生がアクションを取るきっかけ作りをされている、非常に貴重な団体です。(HPはこちら)。

 今回は、そんなTIPSさんがFreeatさんと協働し、学生団体「”大人”なバナナプロジェクト」さんを招き、フードロスに取り組む活動についてご紹介いただきました。

(当日フライヤー)

フードロスの現状

 現在、日本の食品廃棄量は、約612万トン。これは、飢餓に苦しむ人々への年間の食糧援助量約390万トンの1.5倍以上です。これではSDGs達成に程遠い状況ですね…。しかしこれらの食品廃棄物、「生産や卸売の段階の、事業者による廃棄がほとんどなのでは?」と思う方もいるかもしれません。実は、生産などの事業者による廃棄は約328万トン、一般家庭からの廃棄はおよそ284万トンと、それほど大差がないんです。私たちの家庭から多くのフードロスが発生していることが分かりますね。

 ではなぜ食料を廃棄することが問題なのか?それについても、分かりやすく説明いただきました。 ①無駄な食物の生産による環境負荷の増加資源不足の深刻化廃棄物を処理する際の環境悪化 などです。これらの課題はSDGs 8.11.12の中で取り上げられています。是非ご確認下さい。

広告

フードロスに対する取り組み 

 このように、私たち一人ひとりの行動が大きな影響を与えている食品廃棄の問題。今回は、自ら考案するプロジェクトでフードロスに取り組む2つの団体から、それぞれの活動とその目標をお話いただきました。

① ”大人”なバナナプロジェクト

 まず最初にお話しいただいたのは、『”大人”なバナナプロジェクト』さん。 『”大人”なバナナプロジェクト』 とは、熟し、茶色い斑点が出て捨てられてしまうバナナを、甘く熟した”大人”なバナナと捉え、そのようなバナナの魅力を発信するプロジェクトです。

 より美味しく食べられる”大人”なバナナの魅力を発信し、身近なバナナを通して食品ロスや環境問題について知ってもらうことで、地球に優しい選択を拡げることを目標としています。

 茶色くなり、売れ残って捨てられてしまうバナナを、「”大人”なバナナだ!」と、あえて選ぶ人が増えることを目指しています。

 熟したバナナを使った美味しいレシピや、”大人”なバナナステッカー、歌や動画など、様々なものを制作しておられます【Youtube動画はこちら】。インスタグラムfacebook等で活動の共有行われていますのでぜひご確認下さい✨

② Freeat

 次にご紹介いただいたのは、 ”広告で価値ある余剰食品を無料に ”をキーワードに、広告を通して余剰食品の循環を可能にするFreeatさんです(HPはこちら)。

 Freeatさんは、企業からもらう広告料をもとに、ユーザーに広告を見てもらうことで余剰商品を受け取れる仕組みを開発されています。見てもらう広告も、ユーザーの年齢や属性に合わせるなど、工夫を凝らしています。

ビジネスをを通じて食べられる食品が捨てられることのない循環型経済圏創出に貢献する

 こうおっしゃられていたFreeatさんは、広告を通してユーザーに有益な情報を提供するとともに、広告出稿料を通して余剰食品を分配しする仕組みと、小売・飲食店への還元を実現されています。まさに、互いへの利益が循環するビジネスを通し、持続可能な循環型社会のための事業を行っておられます。

 ユーザー、飲食・小売店、広告出稿企業、募集しておりますので関心のある方はホームページから是非ご登録下さい(ご登録はこちら)。

フードロス削減アクション

 イベントでは、上記2団体からの発表のほかに、パネルディスカッション、また、参加者同士のディスカッションも行われました。

 スタッフの話しやすい雰囲気づくりのおかげで、参加者同士でのディスカッションでは多くの情報を交換することが出来ました。コンビニで働いたことのある参加者から、その商品廃棄の現状や、フードバンクの役割。また、賞味期限と消費期限の区別などの案も出ました。

 ”大人”なばななプロジェクトさんが発信しているような、消費者の賢明な選択、またFreeatさんのようなサービスの活用など、私たちにも今日からできることがたくさん提案されました。

さいごに

 パネルディスカッションでは、それぞれの団体のやりがいや今後の展望、また、参加者から組織形成についての質問など、活発な対話が行われました。

 フードロスに課題意識を持ちプロジェクトを行う ”大人”なばななプロジェクトさんと Freeatさん。また、今回のイベントの主催であるTIPSさん。全て学生団体ですが、どの団体も素晴らしい組織を形成し、やりがいを持って様々なことに挑戦しています。学生団体のパワーや可能性も感じられるイベントで、とても刺激を受けました。

 同年代がこうして行動を起こしているフードロスの問題。私たちも、自分たちが出来ることを今日から始めましょう。

 フードロス及び、より良い社会のためのイベントは、今後もactcoinアプリ上で公開されております(現在公開中のプロジェクトはこちら)。

 TIPS、 Freeat 、 ”大人”なばななプロジェクト 、それぞれの活動に今後も注目し、興味のあるものに参加することも、私たちがより良い社会のために出来るとの一つですね。

最後までご覧いただきありがとうございました。下記の詳細から、団体のHPのチェック、SNSのフォローを是非お願いいたします(^^)

詳細

 

 

広告
>actcoin for youth

actcoin for youth

若者のソーシャルプラットフォーム「actcoin for youth」

一人ひとりの社会貢献活動を可視化するプラットフォーム actcoinの学生組織。

ユース世代(U25)がもっと社会へ関心を抱き、若者から社会を変えていくために、
わたしたち actcoin for youth は日々活動しています。

一緒に組織を大きくしていく仲間を募集しているので、
ご興味ある方はお気軽にご連絡ください。

CTR IMG