【イベントレポート】 『今日からできちゃう!〜発信することで解決する社会課題〜』

皆さん、こんにちは!actcoin for youthで活動しているえりりんです!

夏休みはいかがお過ごしでしょうか?本日は、8月21日の土曜日に開催されたactcoinforyouthが主催するソーシャルウィークエンドについて記事にまとめていこうと思います。

20回目となる今回は、 Tomoshi Bito株式会社 代表取締役社長 廣瀬智之さん (通称トムさん)に登壇していただきました。

「無関心」を無くしたいという気持ちから、社会起業家としての活動やTik Tok・Twitterでの動画発信を行っています。

そんな廣瀬さんの具体的な「活動」や「想い」について下記にまとめたので是非読んでいただけると嬉しいです。

1ヶ月プラ無し生活

 最近のビック企画である「1ヶ月プラ無し生活」では、毎日1分ずつ色んなジャンルでのプラ無し生活を挙げていた廣瀬さん。イベントでは14日目にアップしていた「納豆」について公開してくださいました!納豆は、中のフィルムや醤油もプラということもあり、探すのには苦労したようです。しかし、そんな納豆でもプラ無しの納豆があるというのは納豆好きの人にはたまりませんね!ぜひ、こちらの動画から実際に見てみてください。

#1ヶ月プラ無し生活 14日目!

キャリア選択について

 NPO e-Education創業者『未来の学校のつくりかた』著者の税所篤快(※)さんからの影響が大きかったようです。

(※)バングラデシュ初の映像教育であるe-Educationプロジェクトを立ち上げ、最貧の村から国内最高峰ダッカ大学に10年連続で合格者を輩出する。(引用:https://nf-startline.jp/speakers/saisho-atsuyoshi/)

 そのことも受けて途上国であるカンボジアでタイダイ染め(図1)を教え、一緒にマーケットで売る活動を始めた廣瀬さん。そのことが社会課題へのアクションの1歩となったそうです。

 その中で色々な経験を積んで「伝える」というところから社会の役に立ちたいという想いでジャーナリストを目指すようになりました。これは、安田夏津紀さんというフォトジャーナリストの本を読んだのがきっかけだったこともあり、夜行バスで会いに行ったというエピソードもお話してくださいました。

 実際に話すことで得られるものは大きいと思うので “すぐ行動”するのは大切だなと私も思いました!

図1.

 また、「30年後に沈む可能性がある」と言われているキリバスという国に取材したいという気持ちから、キリバスの方を探して会いに行き、ホームスティをさせてもらったという経験もお話してくださいました。

 この国は、ほぼ自給自足な生活をしていたにもかかわらず、井戸水が飲めなくなったり木が枯れてきたりといったことに衝撃を受けた廣瀬さん。こういった現状を伝えるべく記事を書いたり、講演をしたりしていました。

★キリバス

首都…タラワ
人口…約11.8万人
面積…730平方キロメートル
(対馬とほぼ同じ)
(引用:https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/kiribati/data.html

  そして、大学在学中に「報道」という手段を終えたそうです。

 それは、図2に示した市民意識への調査から、日本の社会問題に対する意識が他国と比べて低いということに、果たして「伝えているだけで良いんだろうか」と思ってしまったからだそうです。

 そこで社会の構造を変えるためには、規模を大きくしたりスピード感を増したりするのが大切であり、その手段として「社会起業家」という選択肢に至ったと語ってくださいました。

図2.

出典:ISSP2014

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挑戦について  

 そういった背景のなか出会ったのが「社会起業家を世の中に増やしていく取り組みをしている」ボーダレス・ジャパンという会社でした。

 ビジョンに惹かれ採用してもらい、Tomoshi Bito株式会社を同級生の 藤田一輝さん (通称ジェリーさん)と2人で立ち上げたそうです。

 「社会課題解決に主体的に参加する人が少ない。」という日本の市民意識の問題を解決すべく2つのことを掲げる廣瀬さん。

 1つ目は、「社会は変えられる」と感じる若者を増やす教育プログラムである「SOCIAL IMPACT」の実施。これは、社会は変えられると実感する成功体験、社会問題との接点を高校生に提供するもので、これまでも数々のビジネスとコラボしてきたようです。

 2つ目は「社会発信」を当たり前にするシビックインフルエンサー(※)のプラットフォームであるRICE(Redesign Civic Engagement の略)という事業の展開。発信者の数と影響力を増やすことで「社会発信」が当たり前な状態を作ることを目指しています。無関心にならない社会づくりという面がRICEのサービスにもなっているようです。

※シビックインフルエンサー→「発信活動」を通してより良い社会を作っていくために影響を与えようとする人達のこと。

RICE PEOPLE について

RICE PEOPLE(=プラットフォーム)へ参加していただくと、主に2つの特典を得ることができます!

①メンバー限定slackコミュニティに加入できる。

②発信ノウハウを学べるイベントに(無料で)参加できる。

→このRICE PEOPLEへの参加は全て無料でできるので、ぜひ気になった方は登録してみてください!

⇨RICE PEOPLEの中での主な活動として「RICEプロジェクト」 が挙げられます。活動内容としては「シビックインフルエンサーの発信力をもとに社会に良い企業・団体の活動を広げていこう」というものです。そのため、 RICEプロジェクト に携わっている方達によって支えられている面は大きいと言えます。

私たちがいきなり RICEプロジェクト のようなスケールの大きい空間に飛び込むのは難しいかもしれません。なので、まずはRICE PEOPLE のメンバーに登録することから始めてみてはどうでしょうか。とても良い刺激がもらえると思います。

最後に

 今回の講演を通じて、廣瀬さんの社会課題に対する熱意行動を感じることができました。

 大学生の頃から積極的に活動をし、気になった方に連絡を取っていた姿はコロナ禍で大学生活を送る学生の心に響くものがあると思います(もちろん私もその1人です)!

 また、エンタメ要素を含んでTik Tokでアプローチするというのは、無関心の若者から中間層の人達にまで広がる素敵な手段だと感じました。

トムさんのTik Tokはこちら

  そして最も印象的だったのは、「社会を変える=グラデーション」だとお話していただいたことです。

10年後、20年後の社会を見据えて今できることをやるのが大切。

その中でも社会に良い影響を与えられるアクションとして”発信”というものがある。  

 SNSが活発な今日において、私たちが身近にできる「発信」。皆さんも持続的に続けていきませんか?一人一人の発信が社会貢献につながると思います!

 登壇して頂いた廣瀬さん、最後までご覧いただいた皆さん本当にありがとうございました。

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actcoin for youth

若者のソーシャルプラットフォーム「actcoin for youth」

一人ひとりの社会貢献活動を可視化するプラットフォーム actcoinの学生組織。

ユース世代(U25)がもっと社会へ関心を抱き、若者から社会を変えていくために、
わたしたち actcoin for youth は日々活動しています。

一緒に組織を大きくしていく仲間を募集しているので、
ご興味ある方はお気軽にご連絡ください。

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