新たな「もったいない」の概念たち|FRaU SDGs シアター+「もったいないキッチン」イベントレポート

FRaUによるSDGs シアター+にて、映画「もったいないキッチン」の試写会が行われました。今回は試写会に参加したアクトコインメンバーが、観賞して感じたことや学んだことなどをご紹介します。

また、8/8(土)より公開されている「もったいないキッチン」を劇場でご覧いただいた方に、アクトコインをお渡ししています。是非この機会にアクトコインアプリをダウンロードしてみてください!

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「もったいない」とは色々なところで感じてきた。電気のつけっぱなしや水の出しっぱなしは「もったいない!!!」と叫んでは消す、止める。まだ着れそうなのに様々な理由で棄てられる服をみては「もったいない」と感じた。もちろん、食べ残しも「もったいない」と感じる。

「もったいない」と言われると、残されるものや無駄なものというイメージがあるし、多くの場合匂いてそういう事に使われる言葉だと認識されているだろう。

この「もったいないキッチン」で撮られていたのは、大衆化された「もったいない」だけではなく人々がまだ知らない「もったいない」の選択肢だった。

例えば、地球少年が語る昆虫食。今後の食糧不足が懸念される中で、栄養価の高い昆虫食は未来色とも言われる。「こんなに栄養豊富で可能性のある昆虫をいただかないのはもったいない!」と言わんばかりの地球少年の純粋な虫愛には、「虫食べたい!」と思わずにはいられなかった。

日本の伝統ともいえる「発酵」「山菜採り」など、「もったいない」という想いはここにも活かせたのか!と思わせられる食との向き合い方が紹介されていた。

クックパッドの横尾さんという方が代表をされている、クリエイティブクッキングバトルというイベントに参加機会があり、そこで横尾さんが「『料理』は生活の中のクリエイティブな行動であり、料理は社会にインパクトを与える」とおっしゃっていました。(一語一句合っているかは自信がないですが、このようなニュアンスでした)

つまり、食材を選ぶこと、メニューを考えること、料理の過程で出るゴミ、栄養のことなど…料理という行為の中に詰まったひとつひとつが、環境や健康、海外の飢餓に繋がることさえあるということだ。

私はこれまで、環境負荷の少ない生活やより持続可能な選択とは何か考えてきたが、「料理」に着目したことはなく、目から鱗だった。言われてみれば、料理は口を介して自身の身体(誰かに料理を作る場合は他者の身体も)や大きく言えば未来を作るもので、食材を選ぶ際には何処産のものか、誰がつくったものなのか、ゴミがどれくらい出るのか、小さい影響かもしれないが、ひとつひとつが確実に影響を与えている。

料理だけでなく、選ぶレストランやコンビニで買う行為も含めると「食」とはなんとまあ日常であるようで、社会をつくる行為であるといえる。

食に関する啓発とか、フードロスを訴えるドキュメンタリーとか、そういう表現ができないほどにはポップで、チャーミングな映画。監督のダーヴィドさんも一緒に旅をするニキさんも含め、登場する人々は皆、純粋な目で食と触れ合うことに喜びを感じている様子。キラキラしていて、私もやってみたい、美味しそう、楽しそう、と思える。

焦るような「もったいない」ではなくて、ワクワクする「もったいない」を、この映画から教えてもらった。

8/8(土)より公開されている「もったいないキッチン」を劇場でご覧いただいた方に、アクトコインをお渡ししています。是非「もったいないキッチン」の観賞をして、アクトコインアプリのダウンロードをしてみてください!

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