皆さん、こんにちは!actcoinでインターンをしております、かなりんです!
今回の記事では10月25日にオンラインで開催された「WELgeeサロンvol.38」というイベントについてご紹介します。
団体様のご紹介
今回のイベントはNPO法人WELgeeさんが企画・運営されたものです。
WELgeeさんは、「自らの境遇にかかわらず、共に未来を築ける社会」を目指し、若くして海外から日本にやってきた難民の若者たちと誰もが活躍できる未来を作っている団体です。
”Talk with, work with”という言葉の如く、難民の就職に伴走する就労伴走事業や、WELgeeサロンなど先述したバックグラウンドを持つ方とともに創る・語らうイベントの運営事業を行われています。
WELgeeサロンってどんなイベント?
WELgeeサロンとは、「難民の方、参加者の方とともに創るイベント」です。
月に1度、毎回異なるテーマやコンテンツで参加者同士の対話の場、新たな価値観に出会う場として開催されています。
今回のイベントは、一人の難民の方の人生のストーリーを聞き、そこから参加者同士が考えたことや疑問に感じたことを共有し合うといった内容でした。また、サロンでは、「異なる価値観や、強い信念をもつ多国籍な仲間」として、参加する難民当事者のことを「Internationals(インターナショナルズ)」と呼びます。
その人を「難民」として捉えるのではなく、一人の「人」「友達」として対話・コミュニケーションをとることを大切にした、とっても温かいイベントになっています。
今回のゲストのInternationalsさんについて
プライバシーに関わるためお名前など詳しいことを記すことはできませんが、まずその点をご了承いただければと思います。
今回はアフガニスタンから日本にやってきた男性からお話を伺う機会がありました。現在は日本でシステムエンジニアとして働かれていて、WELgeeさんのHP作成にも携わっているそうです!是非お洒落なHPを見てみてくださいね。
私はアフガニスタンの方のお話を聞くのは初めてだったのですが、日本と似ているところや、真逆な面もあることを知り、聞いていてとても楽しかったです^^
例えば、日本と同じくお花見をする文化があったり、日本人だと多くの人が写真を撮るときに笑顔で映ると思うのですが向こうの方は真剣な顔をする、など!まだまだ知らないことが多くありますね!
InternationalsさんがWELgeeと出会うまで
大学では中国語を専攻し、現地で通訳のお仕事をされたり、ご実家のコンピュータ関連のお仕事のお手伝いをされていたInternationalsさん。そんな彼はどうして日本にやってきて、どのようにしてWELgeeさんと出会ったのでしょうか?
Internationalsさんはテロ組織の脅威から祖国を離れ中国に渡り、2017年に来日されました。日本・岐阜でのホームステイで日本の文化に触れ、日本のことを好きになってくれたそうで、聞いていてとてもうれしかったです。
また、WELgeeさんとは、教会で代表の渡部さんと出会ったことをきっかけに、日本語の教育や住む場所の提供など、生活面で大きく支えられたと語っていました。今ではまるで恩を返すかのように、WELgeeさんで働いている方にアイスをおごるなど、団体内のお兄さん的な存在だそうです。心優しい彼が安心して幸せに暮らせる社会を切に願います。
まとめ
2020年に難民認定申請が承認されたInternationalsさん。コロナウイルスの影響もあり家族とは5年近く会えていないとのこと。今回のWELgeeさんのイベントを通して、彼らの声をもっと拾い上げていく必要性を感じるとともに、私たちにとって、彼らにとって、どんな社会が理想なのか、その社会を実現するためにどう自分はあるべきなのか、とても考えさせられた2時間でした。