皆さん、こんにちは!actcoin学生インターンのまっすーです!
本日は、actcoinの新企画「BE a “Social Actor!”(学生団体とのコラボイベント)」の第1弾として、金沢大学で活動されている学生団体WannaBeMEさんをゲストにお招きして開催した「ジェンダー・フェミニズムの視点から考える、どんな人も生きやすい社会って?」についての記事をお届けいたします。
学生団体WannaBeMEについて
WannaBeMEさんは「フェミニズムをもっと身近に」を団体理念として掲げ、主にフェミニズムに関連する情報発信、イベント企画をしています。
団体設立のきっかけは、海外留学先で性教育やジェンダーを学んだことだと伺いました。
「フェミニズム=女性学」ではなく、「フェミニズム」とは「政治学やジェンダー学、クィア学、保健学等といった多様な学問知識を組み合わせたもの」であるという考えを持って活動しています。
また、それらをインプットして終わるのではなく、次にそれを活かし、誰かにとっての新たな可能性に繋げることを目的にSNSやイベントでのアウトプットを行っています。
複数人のメンバーがいるからこそ、ひとつの考え方に固執するのではなく多種多様な考えを尊重しメディア運用をしています。
note→https://note.com/wannabeme_ku Twitter → https://twitter.com/wannabeme_ku Instagram→https://www.instagram.com/wannabeme_ku/?hl=ja |
当日の流れ
まずはじめに、前述した内容を含むWannaBeMEさんの活動紹介をしてくださり、普段SNSなどを見ているだけでは気がつくことのできない活動に対する想いや方針のお話を聞くことができ、より関心が深まりました。
次に、日常に潜むジェンダーギャップ(日常的な習慣から社会制度に至るまで、さまざまな場面で性別の違いによって生じる格差。「男なら〜女なんだから〜」など)の事例を幼少期、学校生活、職場、社会生活の4つの環境に分けて紹介してくださりました。
日常に潜むジェンダーギャップの事例
幼少期には、男女によって異なって存在した色や遊び方、性格のイメージなどの、普段からそれほど意識はしていなかったが、ふと思い返してみたら「本当にそれが当たり前や普通ということなのか?」と考えさせられるような事例がたくさんありました。
学校生活の事例では、「隠れたカリキュラム」の存在について考えさせられました。校則のような計画的に学び取られる「顕在的カリキュラム」ではなく、非計画的に学び取られてしまったものを指します。また、隠れたカリキュラムの存在に気がつくと同時に、最近ではジェンダーギャップを感じてしまうような顕在的カリキュラムの減少も徐々に進んでいることも知りました。
その他にも、進路選択の違いについても、細かい数字を用いて学ぶことができました。
職場や社会生活には、賃金や育休取得率の差が生じることによる育児と仕事の両立の難しさを知ることができました。また、学校生活と同様に会社内での役職の男女比にも大きく偏りがありました。しかしこれらに対して「働き方改革」などの改善に向けた政策も増加しているようです。
最後に
今回のイベントでは、WannaBeMEさんの皆さんに伝えたい想いについて深く聞くことができました。1つの決まりや定義に囚われるのではなく、考え方や生き方の多様性は必ずしも散財するのだから、それらをみんなで受け入れよう。とするその姿勢はとても素敵だと感じました。
このイベントを機に新たに、皆さんのジェンダーやフェミニズムに対する関心が生まれれば良いなと思います!
登壇してくださった、WannaBeMEさんありがとうございました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。