皆さんメリークリスマス!actcoinインターン生のかなりんです。2020年もあと1週間を切りましたが、皆様にとって今年はどんな1年でしたか?『寄付とわたしと。』を通して、今年・そして来年どんな風に社会を創っていきたいかについて、振り返る一助になれば嬉しいです。
さて、本日は、ユーザー・プロジェクトオーナーとしてactcoinを活用してくださっている片山さんにお話を伺いました。
片山誠(かたやま・まこと) アウトドアツアーを運営する株式会社ココロ代表取締役。一般社団法人72時間サバイバル教育協会代表理事。未来を創る100人会議プロデューサー。固定観念にとらわれずに自ら考えて行動できる人を増やし、助け合いの社会を創るために全国で講習・講演活動中。4泊5日の無人島サバイバル研修などユニークな研修も数多く行う。JOLA2019優秀賞受賞。著書「もしときサバイバル術Jr」「車バイバル!」、監修「目指せ!災害サバイバルマスター」 |
actcoinを始めたきっかけはなんですか?
actcoinの創設者である佐藤さん・石川さんと繋がりがあり、勧められて利用し始めました。佐藤さんとは大阪を変える100人会議で、石川さんとはとあるプロジェクトでご一緒した時から親交がありました。寄付やボランティアなど、これまではアクションしたままだったものが、データとして記録される仕組みは便利だなと感じます。
寄付先を選ぶときの決め手はありますか?
私は団体やプロジェクトの活動内容よりも、人の熱意に共感できるかどうかを主軸とし、寄付先を決めています。応援の気持ちを込めて寄付をします。
思い出の(印象に残っている)寄付はありますか?
阪神大震災や東日本大震災など、災害が起きたときにした寄付が印象に残っています。私は大阪に住んでいるのですが、阪神大震災の主な被災地は隣の県であったため、被災した友人がいました。何かしなきゃと思う傍らで、学生の自分にできることはないだろう、という思いもあり、ボランティアとして出向くのではなく(そのころはボランティアの文化もあまり根付いていませんでした)、募金という形で復興を願いました。しかし、後から思い返してみると、自分にできたことは他にもあったと感じました。
2011年に東日本大震災が起きた際、今度はボランティアとして東北に足を運びました。その時には、「関西が被災した時のノウハウを少しでも提供できれば」「あの時助けてもらった恩返しを」という思いで多くの関西人がボランティアをしていたことがとても印象に残っています。時を越えた「助け合い」を実感することができました。
寄付を通してどんな社会になって欲しいですか?
私が今取り組んでいる活動のテーマが、「助け合いの社会を創ろう」というものになっています。自分に余裕のある人が増えれば、人を助けられる人も増えると考えます。自助できる人を増やすことで、他の人を守れるように、という考えです。「助け合いの社会」が理想の社会像です。
今はコロナウイルスが猛威を奮っており、心に余裕がない人がたくさんいますが、それを乗り越えて助け合いの社会を創りたいと思っています。現在は、飲食店が存続の危機に扮しています。自分も少しでも彼らに貢献できるよう、寄付やテイクアウトで食べ物を購入したり、お店に出向いたりしています。少しでも余裕がある時にこそ、困っている人の気持ちに寄り添いつつ、できることを模索することが必要だと考えています。
最後に、寄付に対する苦手意識のありそうな方にメッセージをお願いします!
人間皆、支援を必要とする立場になる可能性を少なからず持っています。急に病気になったり、事故に遭ったりするかもしれない。地震が起きて被災するかもしれない。そんな中で、みんなが誰かのためにできることをちょっとずつできたら、社会は安心安全なものになると思います。上の質問の回答と少し重複しますが、助け合う方法はお金だったり時間だったり、様々な形があるので、自身の身の丈にあった無理のないやり方で、助け合いの社会を構築できたらいいなと思います。
インタビュー後記
片山さん、貴重なお話を聞かせてくださりありがとうございました!片山さんはご自身の創りたい社会像を明確に持っており、コロナ禍での寄付や団体での活動など具体的なアクションを取っているということがとても伝わってきました。
<interviewer・writer> 原田 佳奈 静岡県出身、大学4年。actcoinで学生インターンをしながら、下部組織のactcoin for youthで組織マネジメントを担当。actcoinが見据える、「社会貢献活動が世に浸透する」「社会を思う愛と優しさ・勇気を可視化する」のコンセプトに惹かれ、ジョインを決意。 |