【寄付月間2020特別レポートvol.5|誰1人として取り残されない、優しい世界を願って。 #寄付月間】

寄付経験のある方にインタビューをし、『寄付とわたしと。』という記事を公開するキャンペーンも、5日目となりました。5人目となる今回は、actcoinで広報やイベントのファシリテーションを担当してくれているみこりんです。

actcoinを始めたきっかけはなんですか?

 今はactcoinで広報を担当しているのですが、元々のきっかけは実はお世話になった方からの誘いでした。大学1年次からNPOなどでインターンやお仕事をさせてもらっていたのですが、社会的なインパクトが大きな組織で活動してみたいという思いがあった時にお話をいただいて、ジョインすることを決めました。NPOって課題があり、それに対してアプローチすることが多いので「環境」「貧困」「教育」というように特定の課題に対象が絞られていることが多いです。actcoinは「SDGsに貢献するサービス」を展開しており、様々な社会課題に包括的にアプローチをしていて、多くの個人を後押しすることで「社会をちょっとよくする」という視点に、可能性を感じています。

 actcoinにユーザー登録をしたのは参加を決めたのと同時のタイミングでした。サービスがローンチされて割とすぐだったと思います。個人的に良いなと思うのは、「参加」のところで社会課題に特化したイベントの開催情報を獲得することができること。イベント情報を掲載したり、参加チケットを購入できる仕組みは既存のサービスにあったと思いますが、社会課題に絞られているものというのは無かったので。

寄付先を選ぶときの決め手はありますか?

団体やスタッフとの出会いなど、その時々のご縁があり寄付することが多いです。全ての社会課題を知ることはできないし、それら全てに寄付することもできないです。だからこそ、ご縁というのを大切にしています。

新型コロナウイルスが感染拡大して、普段の消費活動がコロナ前よりも大きく減ったことで寄付額が以前よりも多くなりました。寄付キャンペーンやクラウドファンディングの取り組みを知り、「今は自分がアクションに関わるのは難しいけれど、この問題が解決されて欲しい」と思った時に、気持ちを込めて寄付をしています。NPOで寄付を募るお仕事をこれまでしてきたので、寄付の重要性を感じていて、寄付は私にとって習慣になりつつあります。

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思い出の(印象に残っている)寄付はありますか?

 初めてのマンスリーサポーターは特例認定NPO法人e-Educationで、約2年間のインターンを卒業したその日になりました。それまでは実際に活動することで組織に関わっていたのですが、行動での貢献ができなくなるタイミングで、今後は寄付というかたちで関わりたいと思いマンスリーサポーターに登録しました。

  e-Educationのことは高校生の時から知っていました。高校生の頃から国際協力に携わることができたらと思っており、この団体の課題解決方法にとても共感していたので、大学に入学してすぐの頃からインターンをさせていただいていて。私を成長させてくれた団体です。

寄付を通してどんな社会になって欲しいですか?

 誰かを想って起こした小さな行動のかけらが集まって、誰1人として取り残されないような優しい社会に少しずつ変わっていったら良いなと思います。

最後に、寄付に対する苦手意識のありそうな方にメッセージをお願いします!

 寄付をすることは、自分の想いを誰かに託すことだと考えます。たとえ自分では解決できない課題でも、それに取り組む熱い想いを持った人に託すことで叶えられるかもしれません。寄付にはそんな力があると私は思っています。

一回コンビニでお菓子を買うのをやめてみる。

ペットボトルではなくマイボトルを持ち歩く。

外食を一回減らす。

 実はそんなことで簡単にお金は節約できるものです。そんなちょっとの自分の頑張りを、誰かのために使ってみるのもいいかもしれません。

■若林碧子(わかばやし みこ)
1998年生まれ宮城県出身。早稲田大学文学部4年。大学では教育学を専修しながら、学童でのボランティアなど実践を通じて教育福祉を学ぶ。大学初年次からNPOやソーシャルベンチャー企業でのバックオフィスに関わり、現在は認定NPO法人PIECES / actcoinで広報ファンドレイジングを担当。

◯編集後記

みこりん、素敵なお話を聞かせてくださりありがとうございました!みこりんの人柄や優しさを終始感じられるインタビューでした。「熱い想いを持った方に思いを託すことで、課題解決を叶えられるかもしれない」という言葉には、寄付を募ったことがあるみこりんだからこその言葉の重み・寄付の可能性を感じました。

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