【寄付月間特別レポートvol.2|寄付はきっと両者を豊かにする】#寄付月間

皆さんこんにちは!インターン生のはるのんです。今月は寄付月間企画として、寄付経験のある方にインタビューをし、随時記事を公開していきます。

今回は、actcoinでの学生インターン、またユースでも活動をしているかなりんの寄付経験を聞きました。

Q.1 actcoinを始めたきっかけは何ですか?

actcoinが掲げるビジョンと、地域性に左右されないそのサービスの公平性に魅力を感じたため登録をしました。

社会課題には高校生くらいの時から関心があって。「大学生になったら途上国に行って自分の目で現地の様子を見てみたい」と思っていたんです。その念願を叶えることができ、大学2年生、3年生の頃に海外ボランティアやスタディツアーに参加しました。

そこで【社会課題は私の想像よりも複雑で、ひとつの課題同士にも関連性があること】や、【NGOやNPOに頼るのではなく、多くの人が社会問題について「知る」ことが必要なのでは】など、たくさんの学びを得ることができました。

海外での学びを終えたあと、今度は【地方と都市部の情報格差】を痛感しました。地方に住んでいた私は、団体へのコミットの継続や、新しいアクションを起こすことに対して、「もし都内に住んでいたら、もっといろんなことに挑戦できるのにな・・」と悔しさを感じることが何度もあったんです。時間や金銭面(会場まで行く時間や交通費等)が枷となり、興味関心を持ったもの全てにチャレンジすることはどうしても難しかったのです。

だからこそオンラインが主流となった2020年は、いろんなことに挑戦できる!と、不謹慎かもしれませんが気持ちはポジティブで。兼ねてより関心のあった「社会課題解決」に挑戦できる機会を毎日探していました。

そんなある日、ネットサーフィンをしていたらactcoin(ソーシャルアクションカンパニー株式会社)を見つけたんです。これまで特定の社会課題にアプローチしている団体、もしくはそういった非営利組織の支援をしているサービスは聞いたことがあったのですが、【市民の社会貢献活動を促進している】という点にすごく惹かれました。

いろんな人が学べる・実践できる機会を、格差なく届けられるなにかと出会えたことが本当に嬉しくて。actcoinで活動している方のSNS、会社のお問い合わせフォーム、そしてネットで見つけた代表のメールアドレスなど「詳しく話を聞かせてくれ」と、複数回直談判しました。(笑)代表の佐藤さんとオンラインで話して、「アルバイトをしてみない?」と提案いただき、夏休みから参画させてもらう運びとなりました。

Q.2 寄付先を選ぶときの決め手は何ですか?

団体の理念や支援している社会問題に共感できるかがひとつの決め手です。私は国際協力や女性支援、子どもの貧困に関心があるので、そういった課題に取り組んでいる団体にこれまで寄付をしてきました。

特に、思い入れがあれば寄付したいなと感じます。自分が実際に活動をした団体だったり、友人が活動している団体だったり。あとは、自分の経験と重なる問題などに特に共感を覚え、「寄付したいな」と感じます。

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Q.3 思い出の(印象に残っている)寄付について教えてください!

認定NPO法人CFFジャパンへの寄付です。青少年の育成と途上国の子どもの支援の二本柱で活動をしている団体なのですが、大学2年と3年のときにこの団体が運営する海外ボランティアに参加をしたので、組織自体にとても思い入れがありました。

このNPOは事業費を海外ボランティアの参加費で賄っています。ですが、2020年はコロナウイルスの関係で海外ボランティアの開催が中止になり、団体としての継続が困難になるという壁に直面しました。その時2ヶ月間の「寄付キャンペーン」というものが開催され、その際にささやかな金額ですが寄付をさせていただいたことが、本当に印象に残っています。

CFFが東南アジアの途上国で運営している児童養護施設「子どもの家」の子どもたちの笑顔を守りたいという思いを込めたのですが、そのプログラムの目標金額への到達スピードがめちゃめちゃ早かったことが本当に印象に残っています。

これまでプログラムに参加した学生・社会人が4000人ほどいたのですが、2ヶ月間で最終的にご寄付が700万円ほど集まったと聞いています。過去にプログラムに参加した方たちが団体に対して大きな愛を持っていることを実感しました。

Q.4 寄付を通してどんな社会になって欲しいですか?

抽象的ですが、世界中にある絶望や悲しみが少しでも晴れるようになったらいいなと思います。この世界は私が想像しているよりずっと淀んでいて、分断されています。ですが寄付をすることで、支援の対象の方を守れる一方で、寄付をした側の人の心も温めることができるのではないかと私は感じています。

自分にも社会に対してできることがあると、寄付という実体験を通して感じることができたら、それが心の幸福度にも繋がりうると思いますし、寄付を通して日本人にもっと自己肯定感・自己効力感を感じて欲しいなと思っています。

その自己肯定感や効力感は、自分自身の次へのアクションに繋がるはず。そして誰かの一歩のきっかけになるかもしれない。一人一人の小さな優しさと勇気が積み重なって、少しずつ優しい社会が構築されていくと信じていますし、寄付というアクションはある意味最初の一歩として有効なんじゃないかな、と思っています。

Q.5 最後に、寄付が身近でない同世代の方にメッセージをお願いします!

私も大学生という立場ですので、同世代の方に「寄付をしましょう!」と声をかけることは正直気が引けます。お金もあまりないですし、それよりも目先の楽しいことに自分のお金を使いたいという思いも、心のどこかにあります。

ここまで寄付を推してきましたが、私は必ずしもお金が伴う寄付をすることが「正しい」とは思っていません。一人ひとりが自分にできることを見定め、できる範囲で社会に参加できるといいのではないかと思っています。その選択肢のひとつに、寄付があると考えています。

コロナ禍で様々な社会課題が浮き彫りになった今。学生の皆さんも我慢を強いられている日々が続いているかと思います。SNSで情報収集をしたり、イベントに参加をすることも、寄付と同じように「人々のしあわせを創る小さなアクション」に繋がっていると思います。社会貢献活動に関心があるけれど何をしたらいいか分からない・・・そんな方は一緒にできることから始めていきましょう!


インタビュー後記

 かなりんさん、本日はお忙しい中お話を聞かせていただきありがとうございました。自分にとって転機となる海外での経験もありながら、普段から様々なことと向き合っているんだなと、かなりんさんの人柄が感じられるインタビューでした。『絶望や悲しみがあるからこそ希望や喜びがある』という、その両方と向き合うかなりんさんの考えに触れられてうれしかったです。

<writer>一森 春乃(いちもり・はるの)
兵庫県在住。関西学院大学 国際学部 2学年。actcoinforyouthでメディア発信、ソーシャルウィークエンド(若者向けオンラインイベント)開催を担当。10月からactcoin本部での学生インターンを開始。自身の社会的関心に合ったキャリアを形成できる社会を目指し自らも奮闘中。

〜寄付月間とは〜

寄付月間(Giving December)は、NPO・大学・企業・行政などで寄付に係る主な関係者が幅広く集い、寄付が人々の幸せを生み出す社会をつくるために、12月1日から31日の間、協働で行う全国的なキャンペーンです。

ひとりひとりが寄付について考えたり、実際に寄付してみたり、寄付月間についてソーシャルメディアで広げたりすることや、寄付を受ける側が寄付者に感謝して、きちんと寄付の使い道を報告することが進むきっかけとなるこの期間を、actcoinは毎年応援しています。

弊社では、今年は「GoToドネーション」と題したキャンペーンを開催いたします!具体的には、①寄付に関する意識調査②寄付についての知識を得られるイベント③actcoinユーザーで寄付をしたことのある方にインタビューをし、記事を執筆 の3つを行います!

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