【寄付月間2020特別レポートvol.1|寄付はちょっと贅沢な消費行動 #寄付月間】

みなさま、お元気ですか?不定期でユースメディアを書いております、actcoinインターン生のかなりんです!

2020年も残すところあと1ヶ月となりましたが、みなさまにとってどのような1年だったでしょうか?

さて、actcoinでは、日本ファンドレイジング協会が毎年行っている「寄付月間」のキャンペーンに参加しています!

〜寄付月間とは〜

寄付月間(Giving December)は、NPO・大学・企業・行政などで寄付に係る主な関係者が幅広く集い、寄付が人々の幸せを生み出す社会をつくるために、12月1日から31日の間、協働で行う全国的なキャンペーンです。

ひとりひとりが寄付について考えたり、実際に寄付してみたり、寄付月間についてソーシャルメディアで広げたりすることや、寄付を受ける側が寄付者に感謝して、きちんと寄付の使い道を報告することが進むきっかけとなるこの期間を、actcoinは毎年応援しています。

具体的には、①寄付に関する意識調査②寄付についての知識を得られるイベント③actcoinユーザーで寄付をしたことのある方にインタビューをし、記事を執筆 の3つを行います!


今回は、actcoinの組織をマネジメントしてくれている薄井大地(うすい・だいち)さんにインタビューをしました!

<actcoinを始めたきっかけ>

 NPOのファンドレイジングに関わっていて、actcoinの佐藤代表を紹介してもらったことで興味を持ちました。ソーシャルアクションを可視化・価値化するというビジョンに共感して、一ユーザーとして、またサポーターのひとりとして関わらせていただいています。

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<寄付先を選ぶときの決め手>

 団体のビジョン・ミッション、代表者のメッセージに加えて、会計報告資料を含めて組織の運営体制がしっかりしているかを見て決めています。

<思い出の(印象に残っている)寄付>

 ALS治療薬の開発研究推進を目的とする「せりか基金」への寄付が印象に残っています。

https://landing-page.koyamachuya.com/serikafund/

難病治療の研究を支えるという大切なファンドレイジングフィールドに、大好きなマンガ『宇宙兄弟』がコラボするという新しい動きに、ワクワクしながらサポーターになりました。

寄付をしたときの思いは、ALS治療が前進することへの期待はもちろんですが、こうした「影響力のあるコンテンツがファンドレイズを盛り上げる」という動きが続くことへの期待も大きかったです。

<寄付を通してどんな社会になって欲しいですか?>

 寄付の力で、社会課題の解決に必要な資金が、適切なところに着実に届く社会になって欲しいと思います。それにより、NPOや社会的企業の事業、そしてその事業に従事する人々の生活がより持続可能なものになる未来を期待しています。

<最後に、寄付に対する苦手意識のある、特に若い世代の方に向けてメッセージをお願いします!>

  少額の寄付で、深刻な社会課題が、すぐに、ガラッと変わるかというと、そうではないと思っています。また、私自身、経済的に余裕がない時期が長かったため、「寄付する余裕なんてない」「寄付はお金をたくさん持ってる人がするもの」という感覚をずっと持っていました。

 気軽に寄付をするようになったのは、本当にここ最近のことで、「ぜひ寄付をしましょう!」と大きい声で言える立場ではないなぁと気後れしてしまうというのが正直なところです。

 ただ、そうしたことをひっくるめた上で、私個人の「捉え方」を控えめにお伝えできればと思います。私は寄付を「少し贅沢な消費行動の一つ」と捉えるようになりました。食べたり、飲んだり、服を買ったり、いろいろな消費行動をこれまでも、そしてこれからもしていくわけですが、私は寄付もこれらと同じカテゴリに並ぶような感覚でいます。食べたり飲んだりであれば、お金を払った分の「見返り」がすぐに獲得できたり、払う前に「見返り」を示してもらえたりする分、寄付はそうした「見返り」が明確じゃないし直接的じゃない、言ってしまえば「とても贅沢な支出」だと思います。

 一般的な消費行動もして、一方で寄付という行動もちょっとだけして、自分なりにちょうど良いバランスを見つけて、物質的な豊さとは違う形の豊さを感じられる。私はそれくらいの「軽く」「ゆるく」でも「あたたかく」寄付を感じられる文化が醸成されていけば良いなと思っています。


薄井さん、お忙しいところ貴重なお話を聴かせていただきありがとうございました!

<writer>原田 佳奈
<profile>静岡県出身、大学4年。actcoinで学生インターンをしながら、下部組織のactcoin for youthで組織マネジメントを担当。actcoinが見据える、「社会貢献活動が世に浸透する」「社会を思う愛と優しさ・勇気を可視化する」のコンセプトに惹かれ、ジョインを決意。
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