こんにちは、学生インターンのまっすーです。
今回の「公式イベントパートナー紹介#2」では、東洋大学でSDGsとダイバーシティを軸に学生の成長を後押しすることに取り組む学生団体TIPSさんについて紹介します。
今回は統括代表と団体代表の三浦さん・山崎さんにお話を伺いました。
プロフィール
三浦 央稀(みうら ひろき)
1998年生まれ、大分県出身。学生団体TIPS 統括代表。自身の関心分野であるまちづくりについて学ぶ中で、サステイナビリティやダイバーシティといった領域に出会い、『学生が社会と広くかかわりながら、主体的にサステイナビリティやダイバーシティに取り組み、成長する場』をつくることを目指して、東洋大学在学中の2018年に学生団体TIPSを設立。2021年、自身の大学卒業とともに団体運営をサポートする統括代表に就任し、現在も団体メンバーの一員としてサステイナビリティとダイバーシティの普及・啓発に取り組んでいる。
山崎 翼(やまざき つばさ)
2001年生まれ、北海道出身。学生団体TIPS 学生代表。(生粋の道産子。)北海道の大地と自然を愛し、季節を問わず山に入って自然を楽しんでいる。高校時代の国際的な取り組みや、先住民族アイヌについて学んだ経験などから、東洋大学1年次より学生団体TIPSに参加。マイナビと連携した外務省取材や、オンラインイベントの運営、ダイバーシティ勉強会の開催などに参画し、2021年10月より学生代表に就任。
主な活動
TIPSでは、主にSDGsとダイバーシティに関する活動をしています。その活動を軸に学生の成長を後押しすることを目的としています。SDGsの17つあるゴールのうちの何か1つに縛られることなく、連携する企業やメディア、他団体の取り組むゴールに合わせてイベントや活動づくり、アイディアコンテストへの出場を通して柔軟にSDGsに取り組んでいます。このように、まさに「SDGsそのもの」に取り組んでいます。
また、これらの活動を通じ、学生スタッフや外部の学生の成長機会を提供することにも取り組んでいます。
団体が設立された当初は、前代表の三浦さんが東洋大学や他大学にてSDGsに関する講演をしていました。徐々に規模が大きくなり、創設から約3年半経った今では、外部との連携をしているだけで無く、メディア掲載されるなど、年々規模が拡大しています。TIPS独自のWebメディア(RECT)でも、イベント開催・参加記録等を言語化し掲載しています。
RECT:https://toyotips.themedia.jp/pages/2204864/magazine
活動する上での困難
広く活発に活動するTIPSも、当初は少なく個人の負担が大きかったと三浦さんは語ります。現在は活動規模が拡大し、約20名のスタッフを抱えており、また違った難しさを感じているとのことです。。コロナ禍で直接的な交流が取りづらいこと、そしてオンラインでの活動を通したスタッフ同士の連携に難しさ、課題を感じているとおっしゃっていました。。
実感する成果
そんな困難がある一方で、活動を通して実感できる成果についても語ってくださりました。
代表を務めるおふたりだからこそ実感できる、共に活動する後輩の成長が大きな成果のひとつだそうです。スタッフ内で互いに情報共有や刺激し合う環境から各々の成長が日々見られると仰っていました。
次に、外部との連携実績や、記事になることが団体の財産となり、活動の成果になると話してくださりました。
また、学生のうちから企業との関わりを持ち協働することによって得られる経験値も大きなものになっているそうです。
届けたい想い
一般、学生の方に届けたい想いについて、
ダイバーシティに取り組む上で、みなさんに、一人一人が違う考え、違う姿を持っていていいんだ。それは決して苦手な人を好きになれというわけではなく、自分と違った人のことも理解しようとしてみてほしい。
また、特に学生の皆さんには何かを始めることや挑戦することに早いも遅いもないと思うから、まずは一歩踏み出して、アクションを起こしてみてほしい。
と話してくださりました。
また、おふたりそれぞれが、活動を推進する上で支えとなっている「言葉」を教えてくださいました。。
(山崎さん)
以前協働した企業の方に言われた「現状維持は後退だ」という言葉が心に残っています。
この言葉を踏まえ今後、三浦さんに変わり学生代表を務める中で、今あるTIPSの形から、どのように変化し、どのように舵を取れるだろうかと改めて考えるきっかけになった。
(三浦さん)
関東大震災から東京を復興させ「国家の医師」と呼ばれた後藤新平の言っていた、「金を残すは3流、名を残すは2流、人を残すは1流」という言葉が印象に残っています。すごい団体「TIPS」を作ることが目標ではなく、より多くの人にきっかけやモチベーションを与え、育ってくれるようにしたい。これを目標に掲げるからこそ、今も統括代表として関わり続けているそうです。
最後に
今回のインタビューを通じて、当団体の活動内容、並びに大切にしている想いを理解することができました。
外部との連携やメディア掲載の実績について、お話を聞くまでは「どうしてこんなに規模が拡大したのだろうか」と不思議に思っていたのですが、今回インタビューに応じてくださったお二方の言葉、そしてそこから垣間見れる責任感や覚悟、そして熱量を感じることができ、規模の拡大にも納得がいきました。言葉だけでは無く、それに負けないくらいたくさん行動をしていることが伝わってきました。
コロナ禍における多くの困難がある中でも、それを言い訳に現状にとどまるのではなく、今後も変化し、人に何かを与え続けたいという想いが強く伝わってきました。私も自身、学生の身でありTIPSの活動対象(学生)の1人であるからこそ、今後も学生団体TIPSの活動を追い、皆さんにも情報を共有してきたいと心より思います。
この度、インタビューにご協力下さったお二人、ありがとうございました。