BE a “Social Actor!”#2「学生・企業・そしてあなたと考える人に社会に優しいファッション」

こんにちは、actcoinインターン生のまっすーです!

今回は、11月6日に開催された『BE a “Social Actor!”#2(学生・企業・そしてあなたと考える人に社会に優しいファッション)』のイベントレポートです。

登壇団体紹介

学生団体carutena

“Fashion×Sustainable”をモットーに現代社会で問題となっている服の大量廃棄をなくすため、使わなくなった服や布を主に使用し、トートバッグをはじめとした様々な小物を作っています。

活動内容は、主に2つあります。

①ブランドとしての商品販売

お客様から数や質に制限なく古着を改修し、デザイン部でデザインを考え委託先に縫製依頼を出し、販売しています。

②古着を捨てないことの大切さやcarutena自身の活動を広める啓発運動

他団体とのコラボイベントや、popup、小学校への出張授業、オンライン上でのライブ配信などを主に行っています。

株式会社福市/Love&Sense

Love&senseはフェアトレードのセレクトショップです。2006年の会社設立から10年以上フェアトレードに取り組み、さまざまな国の生産者の手仕事の商品を日本に届けています。環境破壊や紛争、人身売買、児童労働などの背景には、途上国の抱える「貧困」があります。Love&senseは、そんな貧困をなくすための手段として、「フェアトレード」–つまり“誰かの笑顔につながるお買い物”が一つの価値になるように、株式会社福市のフェアトレード部門として誕生しました。

より多くの人に、フェアトレードの商品を通じて世界の問題を身近に感じてもらうことで、持続可能な社会に向けて行動する人を増やしたいと活動しています

うつくしい未来のために、世界中の仲間とともに成長し変化のタネを蒔き続けることを目指しています。事業内容は主に3つあり、前提として持続可能な社会に向けて行動する人を増やすことをミッションに掲げてます。

①フェアトレード商品の普及。SDGsの1(貧困をなくそう)と12(つくる責任つかう責任)

貧困をなくすための手段のひとつとして取り組んでいます。

WFTO(World Fairtrade Organization)の国際会議にて日本の市場について説明し、生産者グループへの知見のシェアや現地への訪問も行っています。

②企業のスタッフへのサスティナブルな行動変容を促す

常設の店舗がある百貨店の本店役員やバイヤーに対して、アドバイザーとして研修を行っています。

③企業にソーシャルな視座をもたらす人材育成

イノベーション・キュレーター塾を開きビジネスやプロジェクトを考える取り組みを行なっています。

トークセッション

トークセッションでは、主に以下の内容についてcarutenaさんからLove&Senseさんに質問を投げかけていく形式で進行しました。

・互いの社会課題のシェア

・ビジネスモデル&アプローチ方法

・どちらも解決するために取り組むには

Q,自立した生活に導くために意識していることはなんですか?

A,つくる側がどれだけスキルを持っていても売る場所がなければ事業として継続できないため、会社として継続的に事業をまわし、継続的にお客様に商品を届けることが自ずと持続的な自立や成長につながります。

Q,コロナによる影響はありましたか?

A,日本国内での休業要請や、一部の国でコロナ関連の法改正があり活動できなくなった団体がありました。また、現地訪問も困難なためオンラインでコミュニケーションする機会も増えたが回線等不安定な地域とコミュニケーションを取るのが困難なこともありました。

Q,デザイン面でジェンダー平等を意識した取り組みはありますか?

A,まだ取り組み中ではありますがが、男女関係なく身につけられる様な商品も多数販売しています。

Q,コロナ禍の運営で意識していたことはありますか?

A,初めてのお客様ではなくリピーター向けに、コロナの影響で販売できなくなった、販売予定だった商品の紹介やショップスタッフのおうち時間の発信に力を入れていました。

Q,環境に配慮した取り組みはありますか?

A,購入していただいた商品の梱包(過剰包装)に気を遣うように取り組み始めています。

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グループディスカッション

トークセッションが終わった後はブレイクアウトルームに分かれて、SDGsの12番と他の社会課題を掛け合わせてソーシャルグッドなファッションを考えてみました。

ここでは、食品ロスやジェンダー平等、化石燃料、海洋プラスチックなどユニークな視点でファッションについて意見を出し合いました。

最後に

ファッションを取り巻く社会課題を他のSDGsと掛け合わせて考えてみると、それぞれの社会課題はなんらかの形で繋がっているのだと感じました。1人では思いつかないユニークな発想も、違うコミュニティーから集まるイベントだからこそ新しい視点があり、広く深いディスカッションができるのだと感じました。

参加してくださった皆さま、登壇してくださったcarutenaさま、福市さまありがとうございました!

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