SDGs:7、13、14、15
ゴール7『エネルギーをみんなに そしてクリーンに』
世界中で安くて安全でかつ持続可能なエネルギーを使えるようにしようという目標がゴール7です。
世界で電力を使えない人は7億8900万人
4つに1つの医療施設で電気が通じないという発展途上国がある
エネルギーが使えないことで、
子供が一日何時間もかけて薪を拾う必要があるため、学校で学ぶ時間が減る
一時間の火おこしがたばこ400本分の受動喫煙に相当
医療機関で使用するエネルギーが届かないため、特に出産する女性や生まれたばかりの新生児がなくなってしまうケースが多い
これらの死亡原因の最大の原因は治療可能な病気
安くて安全で、持続可能なエネルギーを使うことができないことを理由に、子供の教育、健康被害など多岐にわたる被害が発生しています。
ゴール13『気候変動に具体的な対策を』
人間活動が盛んになったことにより、温室効果ガスが増え、温暖化が加速しています。元来、人間活動により生じたCO₂は森林や海により吸収されていましたが、今となっては森林の減少、化石燃料の使用により大気中にCO₂が増えてしまっているのが現状です。では、なぜCO₂が増え、温暖化になることが問題なのでしょうか。
実は温暖化が及ぼす影響は多大なものなのです。たとえば、農作物の品質が低下したり、異常気象(台風や豪雨)が勃発したり、暑さに強い蚊による伝染病が各地で発生するようになったり、と様々なことを引き起こします。その他にもを温暖化により、水面が上昇することによってツバルのような小さな国の未来が脅かされつつあるということも挙げられます。
こういったことからも今、気候変動は危機的な状況にあるといえ、一刻も早い政策が必要と言えるのです。
ゴール14『海の豊かさを守ろう』
ゴール14は海洋資源を持続的に開発しつつ、生態系を守る事で海の豊かさを守るという目標です。
海の豊かさを守るために解決すべき課題はたくさんありますがその中でも特に深刻な問題としてプラスチックごみ問題があります。
2050年には、魚の量を海にあるプラスチックの量が越えるという予測がされています。
現在は世界中でプラスチックがあらゆるものに使われており、1分間に100万本のプラスチックボトルが販売され、1年で5兆枚のビニール袋が使用され、それらプラスチックの半分は使い捨てられているといいます。
プラスチックの生産量は年々増加し、1970年代から90年代の20年の間にプラスチックごみは3倍になり現在では年間800万トンのプラスチックが海に流出しています。
これらのプラスチックごみが海中であらゆる刺激を受け5㎜四方以下の大きさになったものはマイクロプラスチックと呼ばれており、私たち人間は魚などの海産物を食べることを通してマイクロプラスチックを1週間にクレジットカード1枚分ほど摂取してしまっているといいます。
ゴール15『陸の豊かさも守ろう』
陸の生態系を保護・回復するとともに持続可能な利用を推進し、持続可能な森林管理を行い、砂漠化を食い止め、土地劣化を阻止・回復し、生物多様性の損失を止める、という目標です。
森林の現状
世界の森林面積は約39.9億ヘクタールで、全陸地面積の30.6%を占めていますが、世界の森林は減少を続けていて、毎年330万ヘクタールが減少しています(2010年から2015年までの平均の純変化)。これは1分間に東京ドーム1.3個分の森が無くなる計算です。森がなくなる原因は、砂漠化や酸性雨などの気候変動の影響、森の生態系を無視した無計画な森林の伐採、人口が増えて都市化が進んだ、などが挙げられます。
世界の土壌の現状
異常気象による森林火災や、農地などの開発のために森林が失われたり、農業のために過度な灌がいが行われたり、過度な放牧がおこなわれたり、化学物質で汚染されたり、さまざまな理由で土壌が劣化し、生態系が保てなくなったり、農業などができなくなったりしています。
生物の絶滅
全世界には、175万種の生き物が暮らしていますが、そのうち約3万1,000種の野生生物が絶滅の危機にある、「レッドリスト」に指定されています。生物多様性は、私たちの衣食住に大きく関わっていて、豊かな国の人の消費行動が生物多様性減少の主要な要因になっています。近年の人口の増加、地球温暖化などの人間の活動が生態系における生物多様性を著しく劣化させているのです。急速な種の減少は、自然による絶滅の1千倍から1万倍の速さで進行しています。
~自分にできること~
7,14を担当した、あかりんです!
ゴール7 「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」に対して私たちができることは、
・コンセントや主電源からこまめに消す
・公共交通機関、徒歩、自転車での移動
・再生可能エネルギーを使う
実は、家や個人店のエネルギー消費量が全体の30%を占めているため、私たちの小さな意識や取り組みが解決において大きな力になります!
ゴール14 「海の豊かさを守ろう」に対して私たちができることは、
・マイボトルやエコバックを持ち歩いて、使い捨てのものをなるべく使わない
・海のエコラベルがついているものを購入する
海のエコラベルとは、漁業の現場や加工、流通の過程で持続可能に海産物を食べていけるか厳しく審査され合格したもののみに付けられるラベルです。水産資源の30%が乱獲されている現状があるため海のエコラベルを選択することが豊かな海を守る一歩になります!
できること、小さなことを大勢が取り組むことで、とても大きな力に代わると信じています!是非一緒に始めましょう!
ゴール13を担当した、えりりんです!
1つ目は、エアコンの使用を減らすこと が挙げられます。冷房に関しては、風が一方通行になるように窓やドアを開けたり、冷房を使う場合も依存するのではなく扇風機と併用したりすることが効果的だと思います。実は、冷房の風を扇風機がかき混ぜることにより全体に「涼しさ」が行き渡りやすくなるのです!夏は冷房と扇風機を上手に使い、早く、快適に、エネルギー削減に努めることも良いのではないかと思います。
(特にエネルギー消費量が多い)暖房に関しては、代わりにカーテンや断熱シートを取り付けることが特に効果があると考えています。ですが、個人ですぐにできることとしては、やはり、常に温かい服を着たり、温かい飲み物を常備したりすることだと思います。なので、まずは簡単にできることから始めてみてはどうでしょうか。
2つ目は、出かける時はできるだけ徒歩や自転車通勤を心がけることが挙げられます 。家が最寄りの駅から離れている場合は、なんとなく車やバスを頼りたくなってしまうと思います。しかし、その気の緩みから多くのCO₂排出を助長してしまうことになるのです。もちろん、天候が悪い時や重い荷物を持っている時など状況によって交通機関の使用に適応していく必要があります。ですが、やはり、天気が良くて元気な時は、気持ち良い空気を吸ってCO₂削減に貢献しながら歩くのは素敵なことだと思います。綺麗な空気を維持するのは、健康にも地球にも優しいこと。日常でもっと自然に触れ合い、そのことを感じてみませんか。
☆関連
4月22日→「アースデイ」
6月→「環境月間」(6月5日→環境の日)
夏至(6月21日頃)/冬至(12月22日頃)「100万人のキャンドルナイト」
7月7日→「クールアース・デー」
10月「3R推進月間」
12月→「地球温暖化防止月間」
15を担当した、ひよりんです!
「陸の豊かさも守ろう」の目標に向けて私たちにできることは、
・地域団体がやっている植林活動や森づくりに参加し、そこでの体験から森や生態系が私たちの暮らしにどう関わっているのかを考える。
〈学ぶ〉
・ 何気ない行動が地球規模の悪影響を与えることを知り、学ぶ。
・生物多様性の大切さを知る。
〈行動する〉
・持続可能な生活様式を選択する。
・環境に配慮した製品を選ぶ。
・森林保全の大切さを周りに伝える。
私は上に示したように、「現状を知る→行動に移す」この2つが大切だと感じました。地球で起きている現状は、普段の生活だけではわからないことがたくさんあります。まずは知る、学ぶことから始めて、この問題に関して考える時間を取ることが大きな1歩だと思います。周りの人も巻き込んで一緒に話し合える場があれば尚良いと思います。そのような時間を取ることが、行動することへつながるのではないでしょうか。
自然が破壊されて行き場を失い,種としての命の危険にある生き物たちを守っていくことも、人間の責任です。私たちの手で守りましょう!!
以上、『環境 』🌼でした! これで、3つの分野(SDGs 1~16)は終わりですが、最後にSDGs17とSDGs企画を通しての気づきや編集後記などが『終わりに』という形でまとまっています!もし良ければ、そちらもご覧ください(*^^*)